日本沈没2006の感想
- 2008/04/14 21:45
- カテゴリー:映画
昨日の夜にTBS地上波で放映された「日本沈没」の2006年版。
原作は読んだような気もするし、読んでないような気もするしで、
読んでいたとしてもまったく覚えていないのですが、1970年代の物とは
まるっきり別物でした。
でも、僕としては、これはこれでいいと思います。
まるっきり同じものを別の俳優がやっても、それはそれでいいものが
あるかもしれないけれど、でもやっぱりつまらないですから。
現代の時代背景的なこともあるので、前と同じと言うわけにも行かない
でしょうし。
ネタばれありですので、続きはこちらから…。
前の映画では、結局日本が沈没し、外国へ逃れた日本人が鉄道などで
移動する所で話は終わります。
この2006年版では日本は完全に沈みません。っていうか、現実可能な
方法なのかどうかは分かりませんが、複数の高性能爆弾を掘削した
プレートに埋め込み、プレートを破壊して完全な沈没を防ぎます。
前作があくまでも受動的であったのに比べ、今作は能動的です。
何かをやらなければ。諦めちゃいけないっていうメッセージの元に
作られているので、そうなったのでしょう。
よりドラマチックにするために前作では生き延びた小野寺が、今作では
最後に自己犠牲で命を落としますが。
少し前に見た、Wowowで作られたアニメ「太陽の黙示録」は、日本沈没の
小説版の後編を意識して作られてるみたいだなぁと言う気がしていた
(読んだことないので想像ですが)のですが、それがあったから、余計に
この話に寛容になれるのかもしれません。