iPS細胞
今朝は晴れでした。
昨日と同じように少し雲が多く、地表には霧なのか、雲なのか分からないような水蒸気が覆っていました。
夕方、犬の散歩に行く時はやっぱり少し雲が大目ながらも、空気が澄んでいて、風景がきれいに見えました。
今日も昨日と同じように一日寒かったです。
昨日、山中伸弥京都大教授が、2012年のノーベル医学生理学賞に決まったようです。
山中教授のiPS細胞の話はこのにっきでも以前に書いたことがあったと思いますが、とてもすごいです。
再生医療、病理の解明などにどんどん役に立つでしょう。
今後、人間の寿命が延びるのかもしれません。
ただ、どんな幸せのための科学も同時に闇の部分も生み出してしまうのが科学というもので、つい先日、iPS細胞が卵子さえも作り出せる技術であることが実証されたニュースが流れました。
卵巣から卵子を取り出さなくても卵子が作れてしまうのです。
同じことは多分精子でも可能なのでしょう。
つまり、新しい命が生まれる細胞を用いなくても新しい命を誕生させることができるということになるわけですね。
まぁ、再生医療自体、皮膚や臓器を作り出せるということは、人間とかその他の動物と同じように各個の意思を持たない(他のものから認識できない)だけで、生きているという定義でも間違いないもので、それは結局、意思を持たなければ生命を自由に操っていいということに他なりません。
それ程遠くない未来、iPS細胞を使った新しい意思を持った生命が誕生することでしょう。
もっとも、同じDNAや細胞を持った生命が誕生したからといって、その後の環境が違えばまったく同じものになるかというと、違うと思うので、クローン自体が特別悪いこととは思えないのですが。
それよりも、そうやって生まれてきた生命を勝手に殺したり、部分的に取り出したりするために使う方がよっぽど倫理的な問題があると思います。
今後、どういう道をたどっていくのか未だ分かりませんが、人類科学に幸あれ。と思っておきましょう。