祝杯
- 2009/05/10 20:54
- カテゴリー:車
無事、卒検に受かることができました。
朝、起きた時から日がかんかん照りで暑い日です。
こんなに暑いと、試験のために長袖を着ていくと、実際の試験の時には
ノビそうだなと思いました。
「クロスゲーム」を見た後、昨日の夜に録画した番組を編集し、飯の
買い物に行ってきた後、イメージトレーニングをしたりしつつ、緊張が
どんどん高まっていくのを感じていました。
心臓がばくばく言ってて、今にも暴走するんじゃないかと思いました。
教習所の集合時間は13:30に2階の教室に集合ということだったのですが、
教習所に着いたのは13時丁度。
コースを歩いてみようかと思っていたのですが、教官が一人、黙々と
普通2輪で走っていたので、歩いてみるわけにも行かず、ましてや今日の
コースがどちらなのか試験が始まるまで分からないため、発着点から
両方のコースをもう一度おさらいしてみました。
とりあえず、ちゃんと覚えていることが確認できたので、待合室で
缶コーヒーを飲んで気を落ち着かせようとしましたが、ただひたすら
待っているのはなかなか応えます。
待合室でもイメトレをして、15分前のチャイムが鳴って教室に向いましたが
教室が閉まっていて中に入れません。
他の受験の人もどんどん集まってきましたが、なかなか開かず、緊張も
ピークでした。
13:30ちょうどのチャイムがなった後、ほんの少しして教官がやってきて
別の部屋で説明をしますということで、そこから移動して、廊下の一番端から
逆の端にある部屋に移り、検定の説明が始まりました。
その説明は結構詳しく、コースを覚えていて、課題がちゃんとできれば
言ったとおりのことができれば、まず落ちることの無い詳しいものでした。
やっぱり僕の問題は課題(スラローム、一本橋、波状路)です。
やがて体の前後につけるゼッケンが配布されました。
どうやら名前の順のようで、僕は2番目でした。
そしてそれが僕の受験番号でした。
大型二輪の受験者は5人。普通二輪のマニュアルは2人で、オートマが1人。
で、大型から始まるので、僕の順番は2番目。
最初は嫌だけど、でも、他人の走りを見てからというのも何だか嫌な気が
します。
今日の検定コースはBコース。
前から色んな教官がBコースがどうのって言っていたので、Bコースのような
気はしていたのですが、僕はどちらかと言うとAコースの方が頭に残って
いましたので、ちょっと残念でしたが、まぁ、それでも何とかなるだろうと
思いなおしました。
最初の人はかなりメリハリな走りで、ずばっずばっと走って行きます。
うわ?。あのくらいメリハリつけていかないといけないのかなと思い、
自分にはちょっとまねできないぞと、やっぱり暗い気分になりました。
もっとも、後で、この人はスピードだし過ぎだって言われたらしいですが。(^^;;;
そしてあれよあれよと僕の順番。
Aコースは最初1週半外周を走るだけなので、最初は気張らずに済むのですが、
Bコースは最初の数百メートルからもうちょい先にある右折のために方向
指示器を出して、右に寄っておかなければなりません。
案外最初から忙しいから面倒なのです。
が、しかし、とりあえず法規走行の部分は、コース間違いもせず、何とか
走ることができました。
しかし、問題はその直後の急制動の所にありました。
スタートの指示が出て、早速走り出し、規定のスピードを出し、予定の
ブレーキングポイントでブレーキングし始めることはできたのですが、
停止直前、停止線まで未だ余裕があると、シフトチェンジをしていたため、
停まった時にバランスを崩してしまい、右足を着いてしまいました。
以前から右足はつかないようにといわれていたので、
これは落ちた!!
と思ったものの、合否はともかく、最後まで走ることになっていたので、
気を取り直して走り始めたのですが、スラロームでは未だ心を立て直せず
自暴自棄走行になってしまい、あまりスムーズに走行できませんでした。
もっとも、その自暴自棄走行のため、スピードは出ていたので、タイムは
何とかクリアできたようですが。
次の一本橋は、いくらか落ち着いてきたものの、どうせ駄目だから…という
心がもたげてきて、少しスピードが速かったかもしれません。
続いて波状路。ここは、もはやどうにでもなれって気分で走りきりました。
そうして、発着点に戻り、試験管の話しを聞くときに、
「ヘルメットを脱いでいいですよ」
って言われたのを
「もう帰っていいよ」
って言われたのと勘違いして、その場所から離れてヘルメットを脱いだの
ですが、試験管が次の人を呼ばないので、
「あれ?ただヘルメット脱いで聞きにきてね」
って言われただけだったのかと、そそくさと試験管のところに行くと、
「急制動のところの右足つきは緊張したからでしょ?」
ときかれ、そうですと答え、
「普段はちゃんと左足で着いてるよね?」
と聞かれたので、そうですと答えたあとは、試験管の話はとても優しい
感じだったので、もしかして大丈夫だったのかなと思いつつ、逆に
駄目だから優しいのかと思ってみたり…。(^^;;;
メリハリがあってよかったよって言われたけれど、自分では全然駄目だと
思っていたので、自分で思っているのと、他人が見るのは違うんだなと
思いました。
その後、他の受験者に聞いてみると、急制動後の右足つきはエンスト同様
問題ないですよ…ということだったので、気を取り直して走って良かった
と思いつつ、他の人の試験を見続けて時間をつぶしました。
試験が実際に始まったのは14時過ぎ。
全員の試験が終わったのが16時過ぎ。
そこから試験の結果発表まで1時間ちょっと待合室で待ちながら、他の
受験者と話をしていました。
大型二輪の受験者は僕以外は問題のあるところが無かったけれど、普通二輪の
マニュアルの受験者の一人だけがスラロームでパイロンに接触してしまった
ので、もしかすると駄目かも…。という状態でした。
走行しているうちに17:30過ぎになって、検定結果を発表しますという放送が
流れ、電光掲示板に結果が発表されました。
二輪の受験者の結果は大型は全員合格、普通はマニュアルのパイロンに
接触してしまった人だけが残念ながら落ちてしまった他は受かりましたので、
7/8の合格率。87.5%でした。
その後、3階の教室に上がって卒業式が行われ、卒業証明書と、免許の
申請書をもらい、教習所が全て終わりました。
第一段階の1時間だけ、おっかなびっくりやっていた時のオーバーだけで
すみました。
その足で早瀬ホンダさんに卒検の合格の報告をして、銀行に出すための
見積もりを出してくれるようにお願いし、一旦家に帰ってデイバックを
持ってコープに行き、一番絞りを買ってきました。
やっとこの極度の緊張から開放されるということで、祝杯を挙げました。
こうして無事卒検煮合格できたのは、
「たぶん日本一情けない大型二輪免許取得のお話」
のつるばらさんの体験記のおかげです。
勇気と、色々なテクニックのヒントをもらうことができました。
つるばらさんには感謝してもしきれません。